勇者魔王おすすめSSまとめ

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はじめに

昔から読書が好きで、小説やビジネス書はもちろん、ライトノベルからノベルゲームや二次小説やSS*1も好んで読みます。

今回は勇者と魔王を中心としたドラゴンクエスト的なRPG世界観を元にした、いわゆる「勇者魔王」のSSです。

実際に数百作品と読んできた中から、おすすめの作品達を紹介します。

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個人的名作・特にオススメの作品

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

通称「まおゆう」。

2ちゃんねる発端で、アニメ化はじめ様々なメディアミックスまで展開された「勇者魔王」SSの象徴的作品で、様々なキャラクタが織りなす群像劇は読む人に興奮と感動を与えます。

魔王が麗しの女性像というパターンは、この作品が方向づけたのではないでしょうか。

かなりの分量なので腰を据えて読むことをオススメです。

勇者「魔王倒したし帰るか」

まおゆうほどの知名度はないものの、知る人ぞ知る傑作です。

タイトルからは想像もできない重厚な筆致に、心が締め付けられ留まることができません。ぜひ、後半の僧侶視点で語られる「僧侶の手記」もぜひ読んでほしい。

勇者「すごい美人で有能な僧侶と魔法使いをお願いします」

ちょっとしたやりとりをはじめ各キャラクタの個性が魅力的に描かれており、読んでて楽しくなるようなレベルの高い作品です。ちょっと能力に難がある僧侶と魔法使いという設定も大好物でした。

後編:勇者「すごい美人で有能な僧侶と魔法使いをお願いします」【後編】

エピローグ:勇者「すごい美人で有能な僧侶と魔法使いをお願いします」―epilogue―

勇者「狙撃しろ、魔法使い」

上の作品もそうですが、パッと見難ありなんだけど一点特化の特殊系能力っていうのが私は好きなようで、こちらもその系統です。魔法使いが優秀で健気でとても魅力のあるキャラクタになっています。

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オススメ作品(順不同)

勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」【前半】

勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」【後半】

なにこの小学生が考えたようなSSは・・・と思ったらめちゃくちゃ面白い。前半テンポがよいのでグイグイ引き込まれます。

勇者「天国に一番近い勇者」【前半】

勇者「天国に一番近い勇者」【後半】

天国に一番近い勇者〜heaven cannot wait〜

90年代末にTBS系列で松岡昌宏と陣内孝則のダブル主演で人気を博した『天国に一番近い男』のパロディ作品。もちろん、元ネタを知っているとより楽しめるのですが、そうでなくても世界観がすぐに受け入れられると思うし、根幹のコンセプトは万人向けなのでぜひ多くの人に読んでもらいたい。

勇者「僕がサトラレだって……?」

サトラレという設定は創作界隈におけるトップクラスの発明だと思うのですが、本SSでもその設定が存分に発揮されています。仲間たちがいいキャラしています。読後感のよい作品です。

僧侶「私とパーティーをくんでくれませんか?」

ネタバレ避けますが、発想がいいですね。そして飽きさせない筆力も感じさせます。

勇者「魔王城の門番が強すぎる」

タイトルのとおりで出オチ感はあるのですが、それでも最後まで読ませる魅力のある作品です。

僧侶「ひのきのぼう……?」

僧侶「ひのきのぼう……?」【完結編】

シリアス寄りの作品では先述の 勇者「魔王倒したし帰るか」に勝るとも劣らない作品です。じっくりと読み進めることをおすすめします。

勇者「魔王死ななきゃ俺不死身じゃね?」

「魔王を倒したことにして、どこかに監禁しておけば、俺は永遠の命が手に入る!」から始まる勇者と魔王の共同生活。その結末は冒頭からは想像できないものでした。

勇者「パーティーの中で、俺が一番弱いんだよな……」

仲間たちのキャラクタが見事に立っていて最後まで飽きさせません。仲間キャラクタに魅力のあるSSは面白い作品ばかりですね

勇者「俺は勇者様の影武者ですから」

一癖ありますが、こういうアプローチの作品も面白いですね。

勇者「俺と魔王の101日決戦」

ちゃんと101日目まで描くのは賞賛に値します。やや好き嫌いがわかれる文体かもしれません。

剣士「勇者を決めるトーナメントだと……?」

しっかりとトーナメントを描写して、マンネリ感を感じさせない良作です。

皇帝「ど、ど、ど、ど、 童 貞 ちゃうわ!」

勇者ではなく「皇帝」が主人公ということで、他の作品とちょっと違った味わいです。オチがとても素晴らしいです。

仲間「起きてください勇者さま」 

一度世界を救った勇者は女神に頼んで力を封印しつつ、違う世界に転送してもらいもう一度魔王退治の冒険を始めます。今度は「遊び人」として・・・。

勇者「世界も平和になったし、後は子作り三昧の毎日だな!」

タイトルで敬遠すると損かも。とても読後感のよい作品です。

勇者「一人旅の方が楽でいいよな」

武器の擬人化SS。色んな剣がでてきますが、どれもキャラが立ってて魅力的。

魔王「これはキラーマシン!?」側近「いいえ、タイムマシンです」

魔王が主人公。短編SFを読むかのような感覚です。

勇者「ここが500年後の世界か……」

ドラえもんのタイムトラベル的なお話が好きな人には大好物と思われます。

勇者「魔王倒してから暇だな」戦士「えwwwww」

勇者は魔王退治を果たしてから、周囲の役に経とうといろいろなことを始めるけれどもうまく行かず・・・というお話。盗賊が魅力的な作品です。

勇者「念願の勇者になった。これで夢だった僧侶との二人旅ができる」

仲間になった僧侶はアンドロイドや赤子のようで・・・?

勇者「冒険の書が完結しない」

初めて読んだときは鳥肌が立ちました。ドラクエをやったことがある人なら一度は感じたことのある違和感をここまで作品として昇華し、うまく料理したのはスゴいことです。勇者系SSの名作の1つでしょう。

勇者「俺が勇者になった理由は女の子にモテるためだ。文句あんのか」

続編:姫「私が姫になった理由は勇者のことが好きだからだ!文句あるのか!?」 

女の子にモテることが最優先なクズ系勇者が主人公なのでどこか憎めず、他のキャラクタたちも魅力的に描かれています。読後感がGOODな良作です。

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今後も随時更新予定です。


*1:サイドストーリーまたはショートストーリーの略で、 主にファンによる非公式の二次創作小説

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