村上醍醐です。
先週末は子どもたちの通う保育園の運動会でした。いろいろ思うところがあったのでブログに残します。
当日の天気
台風が近づいていたため、体育館での開催となりました。都内の小学校の体育館は、やや手狭で、保護者席は父母・祖父母たちで溢れかえり、身動きが取れない状況でした。
雨天の場合は、「順延」も1つの選択肢かと思うのですが、平日開催となると仕事を休めない親御さんもいるため、なかなか判断が難しいですね。
来年は天気に恵まれることを切に願います。
クラスごとの所感
- 0歳児:かけっこのみ。雰囲気に飲まれてしまう子もいて、微笑ましい
- 1歳児:かけっこと親子競技。普通に走れる子がほとんど。一部、やはり雰囲気に飲まれて泣いてしまう子もいるがご愛嬌。
- 2歳児:次男所属。かけっこと親子競技とリズム。かけっこは、一気にスピード感が出てくる。リズムは、上手な子と雰囲気に飲まれて座り込んでしまう子とバラバラ。待ち時間も長いし、体育館は密閉感もあるし、致し方ない部分もあるかと。
- 3歳児:かけっこと親子競技とリズム。リズムは、サビ部分は歌う余裕も出てくる。このクラスになると、泣いてしまったり、座り込んでしまったりする子はほとんどいなかったので、身体面だけでなく、内面の成長が伺えました。
- 4歳児:長男所属。かけっこと親子競技とリズム、そしてリレー。かけっこは直線ではなく、トラック半周。コーナーを走るのは難しかったと思うのですが、みんな転ぶことなく上手に走っていました。リズムは、個々人のフリはもちろん、「立ち位置」の概念が生まれ、最後は円になるとかその辺が子どもたち自身で出来ていたので、一気にクオリティが増してきます。リレーは勝ち負けがわかってきて、みんな真剣に走る様子が伺えました。そして、バトントスで一瞬立ち止まってしまったり、逆走してしまったり、「バトンを渡す/受け取る」「バトンを持つ」「走る」を同時にスムーズにするのはなかなか難しいことなんだと思わされました。
- 5歳児:かけっことパラバルーン、親子競技とリズム、リレー。それに、開閉会式の言葉や応援合戦など、やること盛りだくさんで、さすがに半年後は小学生ともなると、ここまでできるのか・・・と正直感心しました。パラバルーンは、自分の子どもがいるわけでもないのに、クラス全員で力を合わせて様々な形に変える様子を見て、思わず涙腺が緩んでしまいました。
我が子の様子
長男
走ること自体は好きだったのですが、早く走る方法を知らない様子だったので、実はこの1年「走り方」を事あるごとにレクチャーしていました。7月には親子マラソンにも出ました。その甲斐もあってか、かけっこやリレーでは、腕も大きく振って、大きなストライドで、かなり上手に走れていました。
決してクラスで1番早いわけではないのですが、(親バカぽいですが)走り方は一番様になっていたのではないかと。
リズムは、今年は好きな曲だったようで、家でも事前に披露してくれていたので、本番も問題なく踊れていました。位置取りもしっかり出来ていたと思います。
次男
2歳半も過ぎ、8月からようやく、1人で歩けるようになったこのタイミングで運動会に出席するかどうかは、正直事前に結構悩んだのですが、先生たちやリハビリの先生方の言葉もあり、今回はすべての競技に出させました。
かけっこは、かけっこに全然なっていないくらい亀の歩みだったのですが、なんとか独力でゴールまでたどり着くことができました。足を細かく動かしていたので、彼なりに一生懸命走っていたのだと理解しました。でも、普通に歩いた方が早かったね。
リズムは、実は事前に自宅でほぼ毎日Youtubeで動画を流しながら、練習させていました。当日、雰囲気に飲まれ、座り込んでしまわないか心配でしたが、なんとか最後までひとりでやりきりました。すべての振りをできたわけではもちろんなく、棒立ちになる時間も多かったのですが、要所要所で「あ、やってる」と全員が思うくらいには踊れてたと思います。よかった。
親子競技は、たぶん、園でもあまり練習していなかったのか、あまりやってくれず、ほとんど私が抱っこしたり誘導してなんとかゴールにたどり着いた感じで、「練習で120%できて、ようやく本番で100%できる」というどこかで聞いた格言を痛感しました。
来年のこと
長男
次は、走ったり踊ったり身体を動かすだけではなく、大きな声で応援したり、太鼓を叩いたり、体操の見本になったり、どんな役割を担うのかはわかりませんが、なんとか彼がやりたいと感じるものをやれればそれでいいのかな、と思います。
たぶん、彼は大抵のことはそつなくこなすので。
リレーは、毎年年長クラスは接戦で盛り上がるので、純粋に楽しみです。
次男
来年はおそらく3歳児クラスに上がることにはなるのですが、いまよりも身体・精神面の他の子との差が開く一方になるため、正直なところ次回の参加は、現時点で後ろ向きです。
かけっこは、参加自体はできますが、(言い方が適切か微妙ですが)衆人の目にさらされる彼の姿を見る親である我々や長男の気持ちは年を重ねるに連れ、複雑にならざるをえません。
リズムも、どんどん複雑な動きになり位置取りの概念も生まれるので、どこまでできるのか・・・不安のほうが大きくなっています。来年のことは来年になってみないと、どこまでできるのかはわかりません。彼は彼なりのスピードで成長し、できることは確実に増えています。それは親である我々が一番よくわかっています。
ですが、それ以上に健常児は成長します。確実に他の子との差はより顕著になり、先生方の負担は増え、それを我々家族は目の当たりにしなくてはなりません。
来年、欠席するのか、部分的に参加するのか、今はわかりません。クラスが変わって夏を迎えることに具体的に考えることにはなるのでしょう。
まとめ
保育園の運動会は子どもたちの成長を見られる貴重な機会ではありますが、障害児を抱える私としては、近い将来に我々が属するべきコミュニティについて考えさせられる契機にもなりました。
本人にとって、家族にとって、周囲にとって、どんな環境がよいのか、引き続き考え続けたいと思います。