私が実際に読んだ数百作品以上の中から選りすぐりの二次創作作品たちを紹介します。
はじめに
昔から読書が好きで、小説やビジネス書はもちろん、ライトノベルからノベルゲームや二次小説やSS(※)も好んで読みます。
SSで特に好きなのは、シュタインズ・ゲート(通称シュタゲ)シリーズです。
※SSとは、サイドストーリーまたはショートストーリーの略で、 主にファンによる非公式の二次創作小説を指します。
アニメや原作を最後まで見ると、シュタゲの世界観にもっと触れていたい、浸かっていたい、という思う方も多いと思いますが、その方法の1つが「SS」だと思います。元々がノベルゲームですので、そのまま移行しやすいのではないでしょうか。
これまでシュタゲSSを数百作品と読んできた中から、おすすめの作品達を紹介します。
オススメ作品
個人的名作・特におすすめの作品
紅莉栖「デレデレ本音ちゅっちゅメール……略して『DCメール』?」
この作者、間違いなくSS巧者です。違和感のない台詞回しにしっかりと起承転結の流れがあります。
「オカクリ」としては最高峰。作者の愛が感じられます。かなり甘めなので、そこはご留意を。
レベル高し。オリキャラが躍動していて全然気にならない。むしろ厨二病まゆりが可愛く見えてくる。かなりのSS巧者の作品とお見受けしました。
シュタゲゼロもの。とても「いい意味で」騙されました。好きですね、こういう作品。
牧瀬紅莉栖・オカクリ好きにおすすめの作品
久しぶりにシュタゲSSを読みたいと思えた作品。ババ抜きの心理戦をコミカルに描きます。
クリス「私とまゆりのどっちかが死ぬはずだった?」 岡部「そうだ」
独自解釈で展開されるオリジナルストーリー。読み応えがありますが、結構長いです。
これはいいイチャラブもの。
よくあるオリジナル未来ガジェットもの。ラボメンにいろいろ質問をします。
好意を数値化するオリジナル未来ガジェットもの。
バレンタインデーものです。
岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
紅莉栖「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
これは2つでセットの作品。岡部→紅莉栖の順番で読みましょう。まゆりを助けるため、バカ正直に何度もタイムリープを繰り返すお話。コメディです。
少し長めの作品。各キャラクタたちがのほのぼのとしたやりとりがうまく表現されている良作です。
紅莉栖「岡部、また私のプリン食べたでしょ…」岡部「牧瀬プr(ry」
あまりタイムリープマシンを安易に使う話はそこまで好きではないのですが、これはハートフルストーリーとして読みやすくて◎
作者の方の実体験なんでしょうかね。。。不思議と違和感なく設定が飲み込め、こんな世界線もあるのか、と思わされます。
コンパクトによくまとまった秀作。紅莉栖のデレ分がやや多め。
これはいいオカクリSS。短いですが、起承転結がうまくできています。
岡部「助手が化けて出てきた」紅莉栖「助手じゃないと言っとろーが」
ちょっと変化球。こういう作品もアリですね。
タイトルからは想像できない感動作。ややくどい表現もあるのですが、シュタゲSSを読むならぜひ一読してほしい名作です。
とてもいい意味でバカバカしいコメディの良作です。
紅莉栖に対して素直になれない岡部がダルに相談するお話。後半のラブラブぶりが素晴らしいです。
岡部は紅莉栖の誕生日にサプライズを企画するが、、、
最初は読んでて辛いところがあるのですが、そうなってしまった理由がわかってからはグイグイと引き込まれます。
後半は好みが分かれるかもしれません。
エイプリルフールネタ。
独自解釈が許容できるなら・・・なかなかの力作です。
紅莉栖「未来ガジェットマイナス8号『デレデレンジ(はぁと)』?」
甘々です。
岡部「助手のデレ度を測る……リーディング・ジョシュタイナー?」
序盤から中盤にかけて畳み掛ける感じが最高です。
よくある会話形式のSSではなく地の文が岡部の語りとなっています。
内容は、ラボに扇風機を導入すべくフェイリスを頼ったところ条件として、紅莉栖がメイドコスプレをすることになり・・・というもの。
pixivは甘いオカクリ小説の宝庫です。こちらはラボメンがジェンガをするお話。ラボメンたちのやりとりが楽しそうです。
紅莉栖が入院してしまい、RSの影響を疑う岡部は心配で・・・というお話。ラストシーンがいいですね。胸が熱くなりました。
pixivで連載されています。いわゆるアフターストーリーでオリキャラ要素もあるのですが、作者の方の筆力が十分で普通に読み物としてのレベルが高いです。
劇場版アフターとなっており、ほぼ全編オカクリのみの、とても甘々な内容になっています。
長いですが、読み応えがあります。
椎名まゆり好きにおすすめの作品
まゆり派の方はこちらの作品をどうぞ。
ラボメンの絆が描かれており、心が温まります。
阿万音鈴羽好きにおすすめの作品
鈴羽好きな方に超オススメしたい作品。
桐生萌郁好きにおすすめの作品
萌郁好きにオススメの作品です。
萌郁好きにオススメの作品その2。仕掛けが施してあり、なかなか読み応えがあります。
その他のおすすめ作品
タイトルそのまま。オチがいいです。
シュタゲSSというよりはハルヒSS。とにかく長いです。うまく2作品がクロスオーバーされています。独自解釈が多く難解なところもありますが、読み応えがあります。
ラボメンの短冊に書かれた願いとは・・・ホロッとするいいお話です。
「シュタインズゲート」と「DEATH NOTE」のクロスオーバー。なかなかどうしてよくマッチしていて違和感がほとんどありませんでした。
タイトルそのまま。
ダルの語りのSSは珍しい。ラボメンの絆が描かれるほのぼのとして良作。
カラオケの選曲を通して各ラボメンの特徴を上手く引き出している、ほのぼの良作です。
あらゆる世界線の記憶を保持することになった岡部のお話。力作です。
数少ない貴重なシュタゲゼロのSS。真帆が主人公なのも珍しいです。長編かつ作者独自の解釈も含んでいますが、読み飽きさせない筆力ある作品です。
シュタゲゼロもの。ラボメンがメガネをかけると・・・というお話。とても平和な世界線です。
続けてシュタゲゼロもの。公式外伝小説「無限遠点のアルタイル」を読んでいるとより楽しめます。
私が高く評価したい作品
以下のような作品です。
- 基本はオカクリ
- キャラクタ描写が原作から大きく乖離していない → 口調や呼称、考え方などです
- 適度なイチャラブもの
- オリジナル要素は最小限 → よほどの世界観構築・文章力がないと読み進めるのが苦しいです
SS好きにおすすめのゲーム
2019年に発売された「STEINS;GATE ダイバージェンシズ アソート」は、『STEINS;GATE 0』『STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん』『STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム』の3タイトルを収録しており、さらに深くシュタゲの世界を堪能するにはおすすめです。