村上醍醐です。
シュタインズゲートの「短編アニメーション」作品があったことをご存知ですか。
これが、シュタゲ好き必見のよくできた作品なので、このまま埋もれていくには忍びないと思い、取り上げます。
2014年にシュタゲ×IBMがコラボして生まれた
作中に、IBMの「IBM5100」をモデルにしたコンピュータ「IBN5100」が登場する縁で、シュタゲ×IBMというコラボが短編アニメーションという形で2014年に実現しました。
日本IBMと「シュタゲ」がコラボ 「コグニティブ・コンピューティング」のアニメ公開 – ねとらぼ
その名も「STEINS;GATE 聡明叡智のコグニティブコンピューティング」。
内容は、人間のように「自然言語を理解し、仮説を立て、学ぶ」という方法で情報を処理するコグニティブ・コンピューティングを搭載した「うーぱ」形端末とラボメン達(岡部、紅莉栖、まゆり、ダルのみ)のショートストーリです。
コグニティブ・コンピューティングについては下記IBMサイトを参照ください。
与えられた情報を処理する単なる機械ではなく、人間のように、自ら理解・推論・学習するシステム
というところが重要かな、と思います。
今でいうスマートスピーカー(Amazon AlexaやGoogle Home)の発展版をイメージしてもらえばよいでしょう。
どこがよくできているのか
私がいいな、と感じたのは以下の4点です。
- 作画が良い
- コンパクトによくまとまった脚本
- シュタインズゲートのその後が見られる
- シュタゲゼロとのつながり要素が感じられる
作画が良い
短編アニメーションかつ本数も限定されていることもあり、作画クオリティはかなり高く、キャラクターの表情も豊かに描かれています。
そしてなんといっても、紅莉栖がかわいい、これに尽きます。
コンパクトによくまとまった脚本
1話は3~4分ほどですが、無駄なカットもなく、ネタを散りばめつつ起伏をもたせた展開に、オチもしっかりとつけています。
結構緻密に推敲された脚本なのではないかと推察します。
シュタインズゲートのその後が見られる
岡部のセリフから察するに、おそらくこの「聡明叡智のコグニティブコンピューティング」はシュタインズゲート世界線(SG世界線)を舞台にしていると思われます。
シュタインズゲートのその後が公式として描かれるのは、それだけでシュタゲ好きにはたまらないのではないでしょうか。
シュタゲゼロとのつながり要素が感じられる
ストーリーとしてのつながりではありません。
この短編に出てくるコグニティブ・コンピューティングは、2015年に発売された続編シュタインズゲート・ゼロに出てくる「アマデウス」を彷彿とさせます。
間違いなくこの短編がシュタゲゼロに何らかの影響を与えていると思われます。
各話紹介
EPISODE.1 クッキング編
未来のキッチンはあなたの想像力を刺激する。
なん、、、だと、、、
EPISODE.2 ナビゲーション編
未来のナビゲーションはあなたの要望や意図を理解してくれる。
これが一番個人的には好き。牧瀬プリン。
EPISODE.3 ファッション編
未来のお店はあなたの欲しい物があなた自身より分かる存在になる。
デロデロデロデロ。
EPISODE.4 会議編
未来の会議はコンピューターが、議論が円滑に進むようにサポートしてくれる。
普通にいい話。なかったことにはしてはいけない。
まとめ
2014年にシュタゲ×IBMがコラボして生まれた短編アニメ「STEINS;GATE 聡明叡智のコグニティブコンピューティング」は、シュタゲの世界観を凝縮し、クオリティ高く仕上げられた作品です。
現在は公式HPもクローズしてしまったため動画サイトで見ることしかできないレアものになりつつあります。
シュタゲ好きにはおすすめですので、未見の方はぜひ一度ご覧ください。