2022年10月にマーケティング検定2級に2回目の受験で合格しました。
総合・分野ごとの正答率
70%で合格のところ80%でした。普段マーケティングに絡んだ仕事をしているので一安心です。
Sec 1:マーケティング・マネジメント基礎 80%
Sec 2:事業組織のマネジメント 100%
Sec 3:消費者行動の分析 80%
Sec 4:市場提供物のデザイン 60%
Sec 5:顧客価値の伝達 100%
Sec 6:顧客価値の提供 80%
Sec 7:専門分野の理解 60%
Sec 8:長期的成長の実現 80%
合格に至るまでの勉強方法
勉強期間約一ヶ月、総勉強時間は20時間程度です。
勉強に使った教材は2つです。
- 公式問題集
- 参考テキスト
公式問題集の使い方
基本は公式問題集が学習ツールになります。
これは解説が非常に分量が多く細かく丁寧なので、内容をすべて頭に叩き込めば合格に届きます。
春に一度受験したときは一周して問題の7-8割くらいはノー勉強で解けたのでそのままの勢いで受験したら、67.5%と1問届かずの不合格となりました。
なので秋の受験時は万全を期してしっかりと対策することにしました。
やはり問題集を解くことが大事です。普段の仕事内容やマーケティング関連の知識レベルにもよりますが最初は半分くらいしか解けない方もいると思います。それで大丈夫です。
解けなかったところ、あるいは合っていても正解の理由を自分の言葉で説明できない箇所には付箋をつけておき、解答解説を読み込みます。私は読むだけだと知識が定着しにくいので、ノートに解説を自分の言葉で噛み砕いてときには図にしたりして覚えました。
全ての問題を解き終わったら、2週目に入ります。2週目以降は付箋のついた問題だけやればいいです。解けるようになったら付箋を外します。それを何度も、付箋がなくなるまで問題集と参考テキストを行ったり来たりします。
これが最短で最適解に近い勉強法だと思います。
参考テキストの使い方
知識の補強です。2級試験の参考図書として、
・「コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編 第3版(丸善出版)」
・「ゼミナール マーケティング入門 第2版(日本経済新聞出版社)」
・「マーケティング New Liberal Arts Selection(有斐閣)」
があります。
私は「マーケティング New Liberal Arts Selection(有斐閣)」を使いましたが、どれでも大差はないと思うので、試し読みして自分に合うもので良いと思います。
問題集を解いていると、苦手な章がでてきます。私は流通関連やグローバル関連でした。そういったテーマについてはテキストの該当の章を読み込んで知識の定着を図りました。
普段マーケティングにあまり縁がない場合は、出てくるワードがいまいちしっくりこないことと思います。そういった方は、いわゆる一般のマーケティング本を読むこともアリです。
教科書的なものではなく、特定企業やサービスの成功事例を共有するような内容のほうが、テキストに出てくる理論と本に出てくるケースを自分なりに結び付けられて腹落ちしやすくなると思います。
実際の試験問題
全部で40問です。2回受けましたが、記憶している限り同じ問題はほぼなかったです。
全体の難易度は正直公式問題集の問題より難しいです。
公式問題集の問題に答えられるだけでは不十分で、例えば4択から正しい選択肢を選ぶ問題であれば正答を選べる(絞り込める)だけでなく、すべての選択肢について理由付きでどこが誤りなのかを説明できるレベルの理解が必要だと感じました。
そのためには前述の通り解答解説の精読、場合によっては参考テキストにあたることも不可欠です。
最後に
人によるとは思いますが、多くの人は得意な分野と苦手な分野に別れます。試験問題はまんべんなく出題されるので、得意な分野を伸ばすより苦手な分野をこぼさないようにすることが本試験では有効だと考えます。
これから受験される方の合格を祈っています。