村上醍醐です。
※本記事は以前別ブログで書いていた記事を再構成しています。
はじめに
仕事でもプライベートでも、雑談のネタとして「スポーツ」というのは特に男性同士の話題としては結構優秀で、「中日ドラゴンズファンなんですね、愛知県出身なんですか?」なんて感じでトークを広げることが可能です。
ただ、スポーツをよく知らない、好きではない人にとっては苦痛でしょう。そういう人は大体野球かサッカーの話への食いつき加減で判断がつきます。
これからする話は「スポーツをある程度好む人」向けです。
そうでない方はそっと閉じていただいて構いません。
スポーツの醍醐味って何だ?
結構この問に対する答えは、スポーツ好きな人の間でも分かれるとおもいます。
私は昔、野球とバレーとバドミントンをやっていましたが、どれにもそれぞれの魅力があって面白かったし、もちろん、サッカーやバスケットボールも見ていてドキドキします。
だけど、その面白さやドキドキはどこから来るんだろう。
それはたぶん「静と動」ではないかと、そう考えています。
おそらくどんなスポーツにも「静」があって「動」がある。
「静」のスポーツ
例えば野球。
これはどちらかというと「静」に重きが置かれるスポーツです。
ピッチャーがボールを投げなければゲームは動かない。バッテリーはどのコースにどんな球種を投げるかを考え、バッターはそれを読む。さらに、ランナーが出ていればそれに即した判断も加味されて、守備位置の変更など戦術が広がりを見せる。
この「静」の中にある心理的な駆け引きが、野球の醍醐味の「1つ」であることは、異論はないだろうと思います。
ですが、野球にも「動」の魅力はあります。
それはまさしく、ピッチャーの投じた球をバッターが前に打ち返した瞬間から始まります。打者と走者がスタートを切り、守備についている9人が一斉に動き、それぞれの役割を果たす。アウトを取るまでの動きであったり、攻撃側がホームに帰ってくるための走塁がそれです。
松山商(愛媛)-熊本工(熊本)の、甲子園の話になると今も話題に挙がる一戦です。
【高校野球】甲子園決勝最強伝説「1996年 熊本工Vs松山商」
9回裏の同点ホームランの瞬間、見ていた誰もが立ち上がるほど興奮しただろうし、何より、10回裏の大飛球から奇跡のバックホームの場面は、鳥肌モノです。
「動」のスポーツ
対して「動」に重点を置いたスポーツの代表はサッカーでしょう。
時間制限がある代わりに、ボールが外に出ない限りプレイは殆どノンストップです。ドリブル突破やカウンターといった場面は野球には見られないし、だからこそサッカーが面白いとされています。
それでは、サッカーにおける「静」の魅力はなんだろう。
その1つの答えはセットプレーです。
ファウルなどでプレイが一旦止まると、そこに「静」が生まれるのです。フリーキックやコーナーキックを打つまでの数秒間のドキドキは、サッカーに欠かせない魅力ではないでしょうか。
まとめ
代表例として野球とサッカーのみを取り上げましたが、他のスポーツにも同じように「静と動」両方のドキドキが交互に訪れるから面白いです。
だから私は「スポーツの醍醐味ってなに?」と聞かれたら、即答で「静と動」と言いたい。