村上醍醐です。
麻婆豆腐研究会「麻婆豆腐大全」を読んでの感想です。
ちょうど今週のお題「読書の秋」ということなので、食欲の秋も兼ねて。
内容紹介
麻婆豆腐の美味しい店を紹介するほか、麻婆豆腐の「麻婆」とは何か、材料や調味料について、日本で普及した理由、麻婆豆腐アレンジクッキングなどに迫る。麻婆豆腐のすべてがわかる。
感想
麻婆豆腐をいろいろと食べ歩いていて、実は自分は麻婆豆腐のことをあまり知らないのではないかと、思い見つけた本。すでに絶版だったため、中古で購入しました。
内容の紹介の「麻婆豆腐のすべてがわかる」は言いすぎかもしれませんが、いわゆるムック本としては十分なクオリティです。丸美屋さんが協力しているということで、偏った内容になっているのでは、という危惧もあったのですが、杞憂に終わりました。
そもそもの「麻婆」の起源から、各調味料の役割、日本での普及の歴史、各社のレトルト商品の紹介、アレンジレシピから美味しいお店の紹介など、広い内容が収録されており、パラパラとめくり目の止まったページだけを読むのでも十分楽しめます。
おそらく、カレーと同じく麻婆豆腐は国民的な家庭料理として今後も君臨するでしょう。なぜなら、豆腐1丁100円程度で材料費も安く済み、野菜のように不作で高騰することもない経済性もありながら、辛さや痺れなどのカスタマイズ性も幅広いです。
一読だけでは足りないので、これからまた読み返すつもりです。
紛れもない、麻婆豆腐好きのバイブルとも言える一冊でしょう。